マニュアル
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組織

Businessを契約すると、チーム全員が同じファイルを開き、編集し、同期できる組織が作成されます。課金は組織単位で、1つのアカウントから複数のBusiness組織を購入して切り替えられます。

無料プランの使い勝手が失われることはありません。自分のDriveはそのまま残り、2つのワークスペースはいつでも切り替えられます。

2つのワークスペース

  • My Drive — 全ユーザーの既定。ファイルは自分のGoogle Driveに保存され、AIは自分のGemini APIキーでブラウザ上から実行されます。
  • 組織 — ファイルはGemiHubのマネージドクラウドストレージに保存され、AIは組織のVertex AIで動作するため、メンバー個人のAPIキーは不要です。

IDEヘッダーの1つのワークスペースセレクタで、My Driveと各組織を切り替えます。ファイルツリー・チャット・同期・RAGは選択先に連動します。

ワークスペースヘッダーで組織プロジェクトを選択した画面

My Driveシェルフ

組織を選択している間、組織のファイルツリーの上にMy Driveシェルフとして自分のDriveが並びます。ドラッグでどちらの方向にもファイルをコピーできます。

シェルフのファイルをクリックすると、組織を選択したまま、読み取り専用の別ウィンドウで内容を確認できます。Pull/Pushの対象は選択中の組織です。

組織での同期

Push / Pull は自分のDriveと同じ操作感で、コンフリクトダイアログや差分プレビューもそのまま使えます。違うのは内部の仕組みで、書き込みには基となったリビジョンが付きます。先に同僚が保存していた場合、Pushは黙って上書きせずコンフリクトとして拒否されます。

組織プロジェクト内の同期設定

メンバーと権限

管理者は設定 > 組織 > メンバーで人を管理します。メールアドレスで追加するとその場で有効になり、本人はGoogleアカウントでサインインします。通知メールは管理者自身のGmailから送信されます。

組織メンバーの管理設定
  • 組織ロールowner / admin / member。ownerとadminがメンバー・予算・ストレージを管理します。

自分では有料プランを契約していないメンバーも、組織のサブスクリプションで権利が付与されるため、個別契約は不要です。

Vertex AIと月間予算

組織内のチャット・RAG・ワークフローのAIは組織のVertex AIで動作し、ユーザーごとのGemini APIキーは不要です。

  • 付属の利用枠 — 請求期間ごとに$30。暦月ではなくサブスクリプションの請求サイクルに沿います。
  • 追加購入 — 足りなくなったら¥1,500($9分クレジット)単位で追加できます。購入した枠は次の請求期間の終わりまで利用可能です。
  • メンバーごとの上限 — 全員の既定上限を設定し、個別に上書きできます。上限に達してもその範囲のAI呼び出しが止まるだけで、組織全体は停止しません。
  • 詳細設定 — ownerは組織独自のGoogle CloudプロジェクトとVertex AIロケーションを指定できます。

ストレージ

組織ごとに100 GBの共有ストレージが含まれます。500 GBのアドオン(¥5,000/$30 月額)を1つ追加でき、上限は600 GBです。

ストレージが満杯になると同期は停止します。削除自体は可能ですが、ゴミ箱のファイルは容量を消費し続けるため、完全に削除して初めて空きが戻ります。

共有ファイルの検索とRAG

組織ごとに専用のベクトル検索があり、AIはチームの資料をもとに回答します。

組織内のDashboardとWorkflow

DashboardとWorkflowはMy Driveと同じエディターを使用します。ワークスペースバーで現在の組織を確認でき、保存先とAI実行はその組織内に限定されます。

組織プロジェクト内のDashboard組織プロジェクト内のWorkflowエディター

セルフホストの場合

組織関連の機能はFirestoreとCloud Storageに依存します。これらのないセルフホスト環境では単にDriveワークスペースのみとなり、ワークスペースセレクタも組織タブも表示されません。